2006年4月1日 晴れ時々曇り |
久しぶりにドッグショーを見に行ってきました。
日本最大のドッグショー、アジアインターナショナルドッグショーです。
かつてクリスが2回、ニッキーは1回出陳したことがありますが、その後オビディエンス(訓練)にはまってしまったのですっかり足が遠のいていました。
しかし会場ではイヌグッズが販売されるので、今回はグッズ探しと、友達の応援を兼ねて気楽に出かけたのです。
駐車場が外になりそうなので、今回は初めてハンスを留守番させ、クリスとニッキーだけを連れて行きました。
車が暑くなっても、2頭なら同伴して会場内を歩けるからです。 |
ビッグサイトまでは普段は高速を利用しますが、渋滞ランプがついていたので、人間ナビを頼りにひたすら下道を走りました。
おかげで少々遅れてしまい、案の定駐車場は外になってしまいましたが、とりあえず無事停められ、2頭と会場へ。
ボーダーコリーの審査開始は8時半だったので、先にグッズを探しにショップめぐり。
めぼしいものをいくつかゲットしてから、椅子持参でリンク脇を確保。
都合で来られなかった師匠のために、ビデオを回す友人の脇で解説をと思ったのですが、久しぶりの上に、出陳表を見間違えてウソを言ってしまうという頼りなさ。
ここで反省を兼ねて、JKCの解説を引用しながらドッグショーの見方をご説明することにします。
「違う!」という人は遠慮なくご指摘下さいね。 |
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審査の概略 |
通常、犬はブリード(犬種)ごとに審査されます。
ブリードは10の犬種グループに分かれているので、ブリード(犬種別)ごとに審査された後に、その犬種で一番の犬が同じグループの一番の犬たちと一緒になって、さらにグループの中での一席を決めます。
例えばボーダーコリーの場合、第1グループ(シープドッグ&キャトルドッグ)に属しているので、ボーダーコリーの中で1席になった犬(BOB=BEST OF BREED)が第一グループの他の犬種の一席の犬と一緒に審査されてグループの中で一席から四席までが選出され、一席犬がBIG(BEST IN GROUP)となります(オスメス別々に)。
グループごとに一番になった犬が最後にひとつのリンクに集められ、オスの一番(KING)とメスの一番(QUEEN)を決めます。
その際2席の犬2頭をRESERVE KING(オス)、RESERVE QUEEN(メス)といいます。
最後まで勝ち残ったKINGとQUEENの間でさらに審査が行われ、その日(展覧会)の一番BIS=BEST IN SHOWが決まるのです。
なんとも長い道のりです。 |
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審査の詳細 |
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参加年齢 |
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審査はそれぞれ年齢によって分けて行われます。
ベビーマッチショーやパピーマッチショーの場合、
ベビークラス:生後4ヵ月1日〜6ヵ月
パピークラス:生後6ヵ月1日〜9ヵ月
チャンピョンシップショーは下記の年齢から出陳されます。
ジュニアクラス:生後9ヵ月1日〜15ヵ月
ヤングアダルトクラス:生後15ヵ月1日〜24ヵ月
アダルトクラス:生後24ヵ月1日以上
チャンピョンクラス:チャンピョンの資格を持つ犬
※クラブ連合展の場合はパピークラスから、クラブ展の場合はベビークラスとパピークラスも審査されます。 |
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審査の流れ |
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同じ犬種のオスから審査が始まります。
同じクラスの中で一番を決めます。
例えば、今回の場合、ボーダーコリーという一犬種だけで40頭以上が出陳されたため、「単独システム」が適用されました。
クラス分けは、ジュニアクラス、ヤングアダルトクラス、アダルトクラスまでは通常のショーと変わりませんが、自家繁殖ジュニアクラス、自家繁殖ヤングアダルトクラス、自家繁殖アダルトクラスが加わり、そして最後にチャンピョンクラスの審査となります。
まずジュニアクラスの審査から始まり、自家繁殖アダルトまでの各クラスで一席から四席までが選ばれます。
この時一席になるとEX(EXCELLENT)となります。
次に、各クラスの一席犬(EX)を集めて、その中から一席を選びます。これがWD(WINNERS DOG)です。
例えば、ジュニアクラスから自家繁殖アダルトまでの6クラスの中で、WDがヤングアダルトの一席から選ばれたとすると、ヤングアダルトの2席の犬を加えて、WDの2席にあたるRWD(RESERVE WINNERS DOG)を選びます。
さて、WDになるとチャンピョンクラスの犬達にまざってBOB(BEST OB BREED)を競いあうことが出来ます。
BOBが決定したあと、参加しているチャンピョンクラス犬が5頭以上いれば、次席犬としてAOM(AWARD OF MERIT)が選ばれます。
この時、チャンピョンクラス犬が11頭以上出ていると、AOMは2頭選ばれます。
同様にメスの審査も行われますが、メスの場合一番はWDではなく、WB(WINNERS BITCH)といいます。
BOBを決める際、チャンピョン犬の中でチャンピョンを抑えて一番になることをオーバースペシャルといいます。
最近では、ボーダーコリーもチャンピョン犬の出陳が多く、兵(つわもの)ぞろいですので、オーバースペシャルは難しいようです。 |
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審査内容 |
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1頭ずつ細かく審査されます。
審査員は、スタンダードとされるタイプかどうかを判断するため、体格、健康、性格、当日のコンディションなど含め、バランスの良い犬かどうかを実際に犬に触って審査します。
その後、ハンドラーと犬を走らせ、犬の歩様を見ます。
最後に全頭並ばせて、コレ!と思う犬を選ぶのです。 |
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では審査の様子をマリンちゃんとナッちゃんに聞いてみましょう。 |
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出番前は、念入りにおめかし。
いっつもかわいいって言われるけど、今日はそれだけじゃダメ。
めっちゃキレイっていわれなくっちゃ!
ちょっとそこの毛はねちゃってるから、蒸しタオルお願い! |
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さぁ始まったわ!
おっと、今日の審査員は外人さんだわ。
やさしく触ってね。 |
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口あけるの?
えっ?歯見るの?
キレイよ。
ちゃんと歯みがきしてるもの。 |
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あたし、太ってないわよ。
いつもフリスビーとかしてるし、ボールも好きよ。
訓練だってマジメにやってるもん。 |
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走ればいいのよね。
ちゃんとキレイに走ってるでしょう。
競技会の泥の上より、ずっとマシだわ。 |
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最後はみんな一列に並んで、審査員さんに選んでもらうの。
いつもは競技会で「座れ!」って言われてるのに、ショーでは「ちゃっと立ってなさい!」って。
もう頭の中がぐちゃぐちゃよ。 |
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というわけで、久しぶりのドッグショー、しっかり楽しんできました。
もちろん我が家の母娘もお友達の応援にがんばりました(?)。
では、クリスの感想も聞いてみましょう。
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マリンちゃん、ナッちゃん、ファイン君、
くるみちゃん、みんな頑張って! |
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でも長すぎて、ちょっと疲れちゃったかも。
ちょっとアゴ乗せさせて。 |
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そのうえ、レインコートの試着までさせられちゃうし。
かぶりものは嫌いなのに・・・。 |
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お気楽犬ニッキーはヘラヘラしながら、
「ママ、次は何見るの?」だって。 |
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今回のお買い物グッズ大公開! |
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一番最初にゲットしたのがダグラス社のボーぐるみ。
それから足の裏にマグネットのついたチビボーとメモ帳。
3個のおもちゃは全部で1000円。
ワンズもみんなお気に入り。
極めつけは1枚500円のレインコート。
クリ家初のレインコート。果たして重宝されるかどうか。
最後は、買い物が多すぎて持ちきれずに買ったトートバッグ。
好きな柄をプリントしてもらいました。
おもちゃの上に乗っているチビボーは
ぺディグリーのチャリティくじで当たりました。
普段めったにいい物当たらないクリ家ですが、これはちょっぴり嬉しい。 |
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最後に、今回のレポートにご協力頂いた
マリン嬢、ナッツ嬢、スカリー嬢、そしてHIROちゃんNAMIちゃん、
ありがとうございました。 |
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